最近、あまりこういう内容とか書かないようにしてるんだけど、
なんかもう呆れかえるというかなんと言うか。。
2児放置死、一審懲役30年の母親控訴
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203280083.html
大阪市西区のマンションで2010年、当時3歳と1歳の姉弟が放置されて餓死した事件で、
殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(24)が27日、裁判員が審理して懲役30年
(求刑無期懲役)と判断した一審判決を不服として控訴した。
判決は被告が否認した殺意を認定したうえで、「母を待ち続け、命を絶たれた苦しみは
想像を絶する」として有期刑で最も重い刑を選択した。
当時書いた記事はこっち。
http://kimiope.blog59.fc2.com/blog-entry-1246.html
判決が言い渡されたときの痛いニュースはこっち。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1702224.html
水場に行くことすら許されず、飢えと乾き、暑さに苦しみ、
それが”唯一頼れるはず”で”無条件の愛情を注いでくれるはず”の母親の所業によるもの。
なんで3歳と1歳の子がこんな目に遭わないといけないの?
「極刑」でいいと思うし、そうあるべきだと思う。
日本という国は、母親の子殺しに対し総じて甘すぎる。
例えば「子供を殺して自分も死のうと思った」と”とりあえず”言っておけば
わけのわからない酌量が働くのか、ほんの数年ほどで刑期が済む。
酷いときには「我が子の命を絶たなければいけなかった母親は、被害者と言える」
などという理解を超えた解釈で減刑されたりね。正気の沙汰ではない。
…
なんでアレだけのことをしておいて、判決を不服として控訴とかできるのだか。
どれだけ面の皮が厚く、どれだけ反省しておらず、どれだけ子の命を軽視してるのか。
20歳そこそこのガキがポロポロ子供を生んで、
その命、その人権もまるで踏みにじり、絶望と苦しみの末に死に至らしめる。
稀に見る凶悪事件じゃないの、これは?
子供がいる人ならなおさら、子のいない人であってもどれだけ鬼畜かわかるでしょ。
弁護側は最終弁論で
「被告は幼いころに受けた育児放棄などが影響し、恐怖を無意識に避ける
特殊な心理状態にあって死ぬことに意識が働かなかった」と反論し、
殺意はなく、保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張したんだよね。
「ドラえもん」もそうだったが、弁護の正義はどこにあるのだろう?
被告の生い立ちの不幸が、犠牲者にとって何か得になるのか?
被告の精神状態が、犠牲者の傷を癒す働きをするのか?
悪しき刑法第三十九条の
「心神喪失者の行為は、罰しない」
「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」
もそうであるけれど、客観的状況から減刑する理由があるとしたら、
「運転中、予見できなかった突然の心臓発作で人身事故」等、
そういったケースに限ればいいと思うのですよ。
それ以外は、その”結果”に伴った刑にすれば良い。
加害者の人権は手厚く守られたまま、肝心な被害者、被害者の人権は蚊帳の外。
やられた側は、泣き寝入りかね?
「じゃあ、加害者を極刑にしたら被害者が甦るのか?」
人権派だかしらんが、そういう戯言は詭弁であることを頭を使って理解して欲しい。
なんだか、胸糞悪くて仕方ない。
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