93歳「今も妻を愛してる」嘱託殺人罪に問われ公判中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000012-asahi-soci93歳の夫が、体の痛みを訴えていた妻に頼まれて殺害した。
夫は「今でも愛しております」と語った。妻(83)への嘱託殺人の罪に問われているのは茂原市の無職の夫。家族によると、軽度の認知症という。
起訴状などによると、夫は2014年11月2日、自宅で妻から殺してほしいと依頼され、ネクタイで首を強く絞めたとされる。夫は自ら110番通報。その後、妻は死亡。生前、「家族に迷惑をかけたくない」とメモを残したとされる。「妻から『何もできない。苦しいだけ』と言われた。もう断れない」
夫は殺害を頼まれた時の心境をこう明かした。最期、2人は添い寝をした。靴職人として働き、妻と知り合ったころを思い出した。昔話を続けた。
「妻はニコニコしていた。とてもきれいだった」
母の命を奪ったが、もう一度母の子に生まれたい
未だ景気回復が感じられないものの、日本の生活は豊かであると言われます。
治安も良ければ医療設備も良い、交通網も発展していて特に不自由はありません。
だけれども、そこにいる人々の内面はどうでしょうか?
そう、片桐康晴被告の事件が思い出されます。
記憶にある方も多いでしょう。もしご存知なければ、ぜひご覧になってください。
http://diary.kimiope.net/blog/archives/425
この、「愛してやまない人を自らの手で殺めなければならない」状況、
なんとかして解消することはできないのでしょうか?
長年生きてきて、その時間を共有してきて、互いにかけがいの無い存在だったろうに
最期の最期でその大切な人の命を自らが絶たなくてはいけない。。
これほど辛くて、悲しいことはありません。
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リアルで私をご存知の方の目にどう映っているかわかりませんが、
大切なものを失うことを非常に恐れている臆病者です。
いい子でかわいい子供達、最高の妻、平凡ですが幸せな毎日・・
いつの日かこれらが失われる日が来るのであれば、
それが避けられないのなら最初から”大切なもの“など持たなければいい。
まるで少年向けのマンガかゲームのようなことを、
確信の持てる解答を明確に持てないままモヤモヤしていた時期があります。
ま、今もよくわかりませんが(笑)
何事にも”終わり”は必ず来るものです。
だけどそれに囚われネガティブになるくらいなら、今ある幸せを噛み締め、
その一つ一つを家族と一緒に記憶として刻んでいきたいと思います。
最期、2人は添い寝をした。靴職人として働き、妻と知り合ったころを思い出した。昔話を続けた。「妻はニコニコしていた。とてもきれいだった」
涙が出ます。
不幸な結果となってしましましたが、愛情の溢れる素敵なご夫婦だったのでしょう。
上手く書けませんが、ただただ救われて欲しいと切に望みます。
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