なんとも笑える記事を見つけました。
「コラーゲンでうるおう」
高橋久仁子先生が実際にメーカーに質問状を出されて文書で回答があった例。
コラーゲンでうるおうのは「喉」ですキリッ
(それでもちゃんと回答するだけ良心的かも…無回答のメーカーもいたのですから) pic.twitter.com/Ly1e7zJPDn
— yuri (@syoyuri) 2015, 5月 30
コラーゲンでうるおうのは「喉」です キリッ
清々しいほどの開き直りですね。
コラーゲンを摂ろう!(笑)
まず先に言うと、「コラーゲンを摂る→お肌プルプル」を謳った食品やサプリが
なぜ未だ規制されないのか理解ができません。
簡単に説明をすると「コラーゲン」とは、タンパク質の一種です。
タンパク質は、たくさんのアミノ酸からなっており、コラーゲンに関しては
「グリシン」「プロリン」「ヒドロキシプロリン」の3種のアミノ酸で構成されています。
が、そのコラーゲンを食べた(経口摂取した)ところで、
普通に牛肉や玉子を食べた時と同様に、消化酵素(ペプシン)でバラバラにされ
アミノ酸として吸収されます。
吸収されたアミノ酸は体内で再び組み立てられますが、
組み立てられたタンパク質が「コラーゲン」になるとは限りません。
もちろん、コラーゲンになることもあるでしょうが、
「コラーゲンを摂ったから、そのままコラーゲンになる」とはお笑い草です。
髪の毛が薄い人が髪の毛を食べたら、毛が生えますか?
これと同じ理論です。
まあ、「コラーゲンを肌に塗って肌がプルプル!」よりはマシですね。
表皮表層の角質層がコラーゲンの分子を通すなら、身体を守る”バリア”である肌は
もう、ザルそのもの。守備力ゼロ。菌もウイルスも何もかもウェルカム状態(笑)
科学リテラシー(科学の基礎常識)の重要性
「疑似科学」「エセ科学」って聞いたことありますか?
「水からの伝言」ってご存知でしょうか?
水に「ありがとう」等と声を掛けるときれいな結晶となり、
逆に「××××!」のような罵声を浴びせると、汚い結晶となるそうです。
ふ~ん・・ 水は日本人だったんですねえ。知りませんでした。
だって日本語わかるんでしょ?(笑)
他にも「セルライト」「マイナスイオン」「ゲルマニウム」「活性水素水」「宿便」
など、いろいろ耳にします。
“科学”とは再現性と客観性があるものです。
すなわち、今の世の中インターネットで検索すれば、
大抵は情報が見つかるということを意味します。
皆が皆、科学に詳しいわけではないのは当然ですし、私も科学者はありません。
ただのIT担当で、他人よりちょっとネット周りに詳しいだけです。
けど、ちょいと疑ってかかればすぐわかることは多いです。
無駄なお金と労力を掛けないためにも、調べる癖をつけるといいですね。
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