コラーゲン(疑似科学)

呆れるバカ

なんとも笑える記事を見つけました。

コラーゲンでうるおうのは「喉」です キリッ

清々しいほどの開き直りですね。

コラーゲンを摂ろう!(笑)

まず先に言うと、「コラーゲンを摂る→お肌プルプル」を謳った食品やサプリが
なぜ未だ規制されないのか理解ができません。

簡単に説明をすると「コラーゲン」とは、タンパク質の一種です。

タンパク質は、たくさんのアミノ酸からなっており、コラーゲンに関しては
「グリシン」「プロリン」「ヒドロキシプロリン」の3種のアミノ酸で構成されています。

が、そのコラーゲンを食べた(経口摂取した)ところで、
普通に牛肉や玉子を食べた時と同様に、消化酵素(ペプシン)でバラバラにされ
アミノ酸として吸収されます。

吸収されたアミノ酸は体内で再び組み立てられますが、
組み立てられたタンパク質が「コラーゲン」になるとは限りません。

もちろん、コラーゲンになることもあるでしょうが、
「コラーゲンを摂ったから、そのままコラーゲンになる」とはお笑い草です。

髪の毛が薄い人が髪の毛を食べたら、毛が生えますか?

これと同じ理論です。

まあ、「コラーゲンを肌に塗って肌がプルプル!」よりはマシですね。
表皮表層の角質層がコラーゲンの分子を通すなら、身体を守る”バリア”である肌は
もう、ザルそのもの。守備力ゼロ。菌もウイルスも何もかもウェルカム状態(笑)

科学リテラシー(科学の基礎常識)の重要性

「疑似科学」「エセ科学」って聞いたことありますか?

「水からの伝言」ってご存知でしょうか?
水に「ありがとう」等と声を掛けるときれいな結晶となり、
逆に「××××!」のような罵声を浴びせると、汚い結晶となるそうです。

ふ~ん・・ 水は日本人だったんですねえ。知りませんでした。
だって日本語わかるんでしょ?(笑)

他にも「セルライト」「マイナスイオン」「ゲルマニウム」「活性水素水」「宿便」
など、いろいろ耳にします。

“科学”とは再現性と客観性があるものです。
すなわち、今の世の中インターネットで検索すれば、
大抵は情報が見つかるということを意味します。

皆が皆、科学に詳しいわけではないのは当然ですし、私も科学者はありません。
ただのIT担当で、他人よりちょっとネット周りに詳しいだけです。

けど、ちょいと疑ってかかればすぐわかることは多いです。
無駄なお金と労力を掛けないためにも、調べる癖をつけるといいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました