・責任能力
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の続き。続きというか、なんていうか。。。
あれから、2冊本を読んだ。【累犯障害者】と【君がいたから、君がいるから】の2冊。
【累犯障害者】は、知的障害を持つ者の減刑、不起訴の理不尽さを唱えながら、
だけど刑務所から出ても、行き場所も住む場所も無い障害者の実態等が書かれていた。
【君がいたから、君がいるから】は生後間もないうちのアクシデントで、
脳の細胞にダメージを負った子の成長と、周囲の環境や対応など。
著者の全てに賛同はできないけど、母の愛情の偉大さと、
知的障害が決して特別なものではないこと、反面、自立のための厳しさに考えさせられる。
【そして殺人者は野に放たれる】は読んでいる途中。知的障害より人格障害について。
精神鑑定のいい加減さや、それを元に減刑される理不尽さ等が書かれている。
ま、電車の中でちょっとずつ読んだので、おいら自身ちゃんと消化しきれてないのと、
ただ感想文を書いても仕方ないから、本に関しては割愛する。
また今度、落ち着いてゆっくり読めるときにもう1度読もうと思っている。
…
2ちゃんねるに、知的障害者から受けた被害を書くスレッドがあった。
知的障害者を”差別”するのが目的ではなく、
事実として受けた被害や嫌がらせを報告するスレッドらしい。
-いきなり後ろから抱きつかれたり、触られたり
-大抵その場には保護者(親)は不在
-抵抗等をすると、大声で泣き喚き
-親が現れ、「ウチの子に何をするの! 障害があるんだから仕方ないでしょ!」
-で、謝罪もなく去っていく
こんな内容が多い。
そして、親を「飼い主」と呼び、「ウチで飼っている犬のほうが利口」という言葉。
全ての知的障害者を非難するわけではなく、”危害を加えてくる”場合のみのようだけど。
たかがネット上での掲示板だけど、でもこういう考えなんだよね。
なにも2chだからではなく、やはり大半の人(その中にはおいらも含まれる)は、
-理解のできない行動を起こす、異形で異質な存在
-コミュニケーションを取れない(取りづらい)存在
-本能だけ(もしくは一時的な衝動だけ)で危害を加えてくる可能性のある存在
-そして、”かわいそう”で”なにをやっても仕方ない”存在
ってような認識、イメージなんだと思う。
もちろん重度軽度を含め、性格差もある個々人に対して全くの一律での認識ではないけど。
果たして本当に「理解できない存在」なんだろうか?
果たして本当に「かわいそうな存在」なんだろうか?
2冊も読んだにもかかわらず、未だおいらにはわからない。
確かに、気持ちの中で”見方”は変わった。
前は腫れ物を扱うような”寄るな触るな関わるな”という思いしかなかったけど、
その偏見度合いが減ったというか、もうちょっと理解しようというか、
別に特別なもんじゃなくて、身近に生まれてくる可能性だってあるというか。。。
だけどやっぱり、知的障害を理由に犯罪が”無効”となるのことに理解ができない。
理解というか、納得というか、おいらの頭ではまだ理由を100%汲み取れない。
ちょっと話題がずれるけどね、
-隣人に長年嫌がらせを受け、ついにその鬱憤に耐え切れずに隣人一家を殺害
って事件があったとする。きっと死刑もしくは無期懲役などになる。
一方、例えば
-覚醒剤乱用等で精神錯乱を起こし、通り魔的に5人を殺害
ってのがあったとする。
すると、薬物使用時で正常な判断力に欠けた、いわゆる心神喪失状態ということで、
下手をすりゃ不起訴になるらしい。つまり「無罪放免」ってこと。
(前述の本から割愛しての記載で、不正確かもだし過去のことかもしれない)
仮に同情したくなるような理由での犯罪でも、罪は罪。これは当たり前。
けどね、薬物使用という犯罪と、殺人という犯罪と、2重の犯罪を重ねると無罪になる。
-1と-1を足して-2として罪に問われるのではなく、”0(ゼロ)”になるんですよ。
この理不尽さってなんだろう? 罪を犯すなら、覚醒剤を打っておけばお咎めなし?
もちろん、この数行で書いた程度の単純問題ではないが、
過去の判例として、事実としてあったことであるのは間違いないらしい。
“怪奇大作戦 第24話「狂鬼人間」(欠番)”って知ってる?
「脳波変調機」なる機械にて、一時的に人間を”精神異常者”と仕立て上げ犯罪を犯す。
そして「心神喪失により無罪」の数ヵ月後、精神異常は回復し、普通の人間に戻る。
…
刑法第39条「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セズ」
これ、正しいんだろうか?
コメント
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>これ、正しいんだろうか?
正しい。
だが、不備である。
責任能力の欠如による過失。
ならばその人間の監督責任がどこにあるかです。
成人として責任、義務と権利を与えたのは「誰だ」です。
そういう風に見た場合、その責任は国、ひいては社会にあるでしょう。
問題があるのは法に制度に不備があると考えます。
責任能力に問題あったと認められるから無罪、だけど放免となるのはおかしいですね。
権利剥奪、行動の制限とともに管理監督されてこそと思います。
無罪とする分、加害者に変わって社会が責任をとると考えるのが自然と考えます。
それが十分になされていないと言うこと。
これこそ、「目には目を」(<- 真の意味で)であってほしいと思います。
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あと、法の周辺環境として、障害者が罪を犯した際に
その後バックアップする制度や施設が無機能なのも問題な気がします。
社会に出ても行き場所がなく、軽犯罪を犯し、また施設等に放り込まれる。その繰り返し。
また、精神異常に関しては、その鑑定手段や鑑定者の考えにも問題があり、
「○○だから心神喪失だろう→だから責任を取る能力は無い」と、
飛躍しすぎた論理がまかり通っているのが現実のようです。
「精神鑑定」は、どんな人や機関であっても数値等で結果に同一性や統一性が
表れるものではなく、あくまで"推測"の理論での"想像"に過ぎないわけですし。
ごめんなさい。ちょっと考えがまとまらないや。。
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お邪魔します。
思うに知的障害者等は「責任と権限(できる事)の体系の中には無い」とされているのではない
でしょうか。「権利と義務」「責任と権限」は一体のものです。例えば丑の刻参りをして、その相手
が本当に死んだとしても丑の刻参りをした人間が罪を問われる事はありません。知的障害者等
は「ある特定の目的を実現するための判断(ヤバいからやらないというのも含む)」ができないと
されているので責任を問わない事になっているのではないかと思うのです。しかし本来は「自ら
の言動に一貫性を持たせられず、支離滅裂なそれしかできない」「嘘をついて自分を守ろうとすら
しない(できない)」人間にのみ適用されるものが、あたかも「完全に理性で自らをコントロールし
きれない」人間としての"不完全性"に適用されようとしている事が問題なのではないでしょうか。
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>ブロガー(志望)さん
その通りだと思う反面、ちと違うという気もする。
じゃあ何が違うのかと言うと、それを文章で誤解なく書けるだけまとまっていない。
そんな感じです。。
ただ安易に「知的障害」=「責任能力が無い」とするのって、それこそ差別なんですよね。
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>思うに知的障害者等は「責任と権限(できる事)の体系の中には無い」
というのはどういう意味なのかよく分からない。
#事理弁識能力(?)みたいなことを意味してるのか
#でも「丑の刻参り」は違うでしょう^^;
#不能犯ですから、記事内容とは違う
>「ある特定の目的を実現するための判断(中略)責任を問わない事になっているのではないかと思うのです。
はい。
>しかし本来は(中略)自分を守ろうとすらしない(できない)」人間にのみ適用されるものが、あたかも「完全に理性で自らをコントロールし
きれない」人間としての"不完全性"に適用されようとしている事が問題なのではないでしょうか。
ここに違和感を感じるなぁ。
人間の不完全性とはどういうことを言われているのか分かり難い。
精神鑑定の揺らぎの問題?それとも嘘ついてるのを見抜けなかったことによる誤判を意味するのかなぁ。
そうだとすれば記事内容にチョと外れるかな。謂わんとすることは理解するけどね。
責任能力がないとして無罪の時、被害者、遺族の無念は如何にするのかが記事と私は理解している。
どうしてくれんのかって、泣き寝入りせなならんのかと。
その意味で、法が罰することできないとするに納得し難いものがあると。大して癒しもなく理不尽さえ感じると。
#きゃすばるさん、そうですよね。違ってたらゴメン。
その意味で先のコメントになっている。
法として正しいが、不備があると。
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NEeDSさんが大便… 否、代弁くださってる通りでもあるし、
これもまたおいらとしては違う考えの部分もある。
それをはっきり明示できないくるくるぱーのおいら。。。
まあでも、被害者が"蚊帳の外"なのは事実なんですよね。
-最愛の夫、妻、子供が惨たらしく殺されました
-犯人を捕まえたら責任能力がありませんでした
-よって無罪
これね、もう法治国家じゃない気がするんですよ。
あと、おいらの中で知的障害者と薬物中毒等による犯罪がゴッチャになってる。
またゆっくり考えて、いろいろ書いていきたいと思いますです。
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お邪魔します。
>人間の不完全性
あまり良い言い方ではなかったかもしれませんが、あたかも「被告の行為や心の動き等全てに
納得のいく説明がつかなければならない」みたいな傾向が感じられるのです。で説明がつかなけ
れば「精神鑑定」「責任能力の有無」へ行ってしまう傾向が。人間なら過去を振り返れば「どうして
あの時あんな事をしたのか自分でも分からない」事など思い当たると思うのですが。
それから余談ですが秋田児童連続殺害事件で畠山被告が豪ケン(字が分からない)君殺害に
関し「(事実は)間違いありません」「その時自分の精神状態が正常であったかどうか分からない」
といった事をいったそうですが、「通りすがりにいきなり襲いかかった」のならともかく「誘い込んで
殺害」しておいて「精神状態」が問題になるのかと。それからかつて飲酒運転で何人もひき殺した
人間が「(泥酔状態だったので)何も憶えていない」と言ったと聞いた事があるのですが、本当に
その時の畠山被告の精神状態に問題があったのなら事実に対して「分かりません」「憶えていま
せん」としか言えないのではないだろうかとも。もしこんな言い分が通るようになったら何をしでか
そうとも「あの時自分はどうかしていたのです」と言いさえすれば無罪・減刑になってしまうので
は。
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> ブロガー(志望)
亀レスすまそ。
無視してるわけではないです。ただ、なんか書こうとしても、いろんな視点から見直すと
いろんな語弊というか表現の仕方の難しさというか、そういうのが気になっちゃって。。
改めて、
-知的障害者による犯罪
-薬物や飲酒等による犯罪
を別物として考えてみたいと思います。自分の中でゴッチャになっちゃってる。