微笑ましい

朝のバス。
まあ、そこそこ混んでいるわけですよ。
私は始発乗車なので、降車口近くの一段高い後部座席に座っていたんだけど、
途中でお互い杖をついた年配の夫婦(?)が乗ってきた。
ギュウギュウという訳でもないが、運転席まで人が乗っている様子。
幸い優先席が空いていたので、おぼつかない様子でそこへ向かう老夫婦と
通れるよう避けてあげている乗客の様子を見ていた。

心配になるんだよね。誰かの足に躓いて転んでしまったりしないかさ。
若ければなんとも無いけど、年取っていると転んだだけで骨を折り、
寝たきりになってしまい、そして結果的に死を早めてしまう。。
大げさではなく、”ちょっと転ぶ”だけのことが間接的に致命傷になることがある。
私の心配をよそに、その老夫婦は無事に優先席にたどり着き
じいちゃんがばあちゃんに先に座るよう促し、そのあと横にじいちゃんが座り、
互いに「座れて良かったね」という嬉しそうなクシャクシャの笑顔。
“自分が座れてよかった”のではなく、お互いの伴侶が座れたことを喜んでる感じ。
そして、じいちゃんがばあちゃんの手を優しく握ってた。
なんかすごくいいよね。

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