難しい

海外ニュースサイトに掲載されている写真を見た。
日本のメディアでは報道されない、もっと被害、被災者に近い写真。
　-階段に寄り添うようにしたまま亡くなっている老人
　-瓦礫から既に息の無い子供を引き出す救助隊とその表情
　-土砂の中から見える、助けを求めていたであろう右手
賛否あるとは思う。
ただの画面上の数字で「死者○○人行方不明者○○人」と流されるより、
もっと直接的に、大きく心を直撃する。
被災の軽微な地域では”大変なこと・未曾有の惨事”であることはわかっていても
具体的な現場の状況はやはり正確には掴みづらい。
こういった写真を見る事により、より身近により自分のことのように”痛み”を感じ、
より多くの援助、寄付、そういった助け合いで救われる人が増えるかもしれない。
逆に写っている被害者の家族からしたらどうだろうか？
こんな目に遭い、さらには世界に晒され、半永久的にネット上に残る。
そういった気持ちも湧くのではないだろうか？
難しい。
…
このタイミングで、どっかの社長は「値上げしないヤツはバカ」と言い放った。
募金や計画停電をネタにした詐欺も起きているという。
あの写真を見てなおそんなことができるのなら、もう人では無いと思う。
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別に被災地じゃない場所で、なんでもかんでも「不謹慎だ」「自粛だ」と
ひたすら下を向いておとなしくすればいいとは思わない。
経済を麻痺させないことが復興にも繋がる部分があるだろうし、
明るいニュースなどで勇気付けられる被災者だっているかもしれないし。
Blogでただの日常を書くと不謹慎だと叩かれ、
Twitterで特に意味の無いつぶやきをすると、フォロワーが多いのだから気をつけろと
責められる、、　なんて聞いた。
違うと思うんだよね。
もちろん”喪に服す”ことは反対のカケラも無い。
けど、過剰に下を向くことは無いんじゃないかな、と。