職場は都内。ビルの9階。
「お、地震だ」と軽く思ったのもつかの間、どんどん揺れが大きくなっていき
冷静に非常口を確保したものの、どこまで激しくなるのか冷や汗をかくほどだった。
ラジオでは緊急事態を告げているようだが、揺れによる備品の落下の音でかき消され、
ようやく静まったところで何が起きたのかを把握した。
でも、こんな大事になるとは。。
ニュースで流れる映像は、それこそまるで映画と見間違うかのような惨状。
津波によって車はミニカーのように転がり、家はあたかも重さが無いかのように流れる。
ライトがついたまま、水に飲まれていく映像も。人が乗っていたのだろうか?
そして、子供とはぐれてしまった母親、妻を見失った夫…。
言葉にならない、できない、こみ上げてくるような苦しい思いでいっぱいとなる。
テレビでは流されないが、あちこちで亡くなっている人が埋もれている。
どうしても立場を置き換えてしまうんだよね。置き換えずにいられない。
もし妻が、子供が、目の前で流され水に飲まれていったら。。
各国が支援の声明を出してくれている。
ついこの前、自国が大ダメージを受けたニュージーランドが、
「日本は我々を救ってくれた。今度は我々の番だ。」と救助隊をよこしてくれる。
あんなに大変なアフガニスタンまで義援金を送ってくれる。
もちろん、他の国もできることを声にしてくれている。本当にありがたい。
私は、直接的にはなにもできない。
ただ僅かな額を寄付したり、くだらないチェーンメールを止めたり、節電を意識したり。
まだ強い余震が頻繁にある。原発も恐ろしいことになっている。
時間と共に命を落とした被災者の数が膨れ上がっていく。
計画停電だ、節電だという中、普通にピカピカと営業してるクズパチンコ屋もいる。
けど、たくさんの人が祈り、少しずつでもできることをして
1人でも多くの人が助かり1日でも早く安心して寝られる日が来ることを望んでいる。
どうかこれらの思いが伝わってくれれば。
助かったご老人が「また再建しましょう」と言っていたらしいね。
なんて強い方なんだろう。涙が出るほどに心を揺さぶる一言だと思った。
本当に1日も早く、皆に笑顔が戻る日が来てくれればと切に願う。
コメント