ロッキー・ザ・ファイナル

DVDを借りて見た。ネタバレだから、まだ見てない人は読んじゃダメよ。
なんか久々に体が熱くなり、かみさんと一緒に感動してた。
ロッキーのトレーニングシーンでは、一緒に腕立てやっちまったし（笑
まあ、基本は今までと一緒（ゴミだった「ロッキー5」以外）の流れね。
勝つのが困難な強敵に対し、死ぬ思いでトレーニングをし、
殴られても殴られても立ち上がり、前に進んでいく…。
成長した子供が出てくるんだよね。
“ロッキー”という偉大な父により、特別視されるプレッシャーに悩んでいる。
そして、ロッキーが最後の闘いを決意すると、
「父さんは笑いものになりたいのか！　息子である僕までが笑われる！」
と、闘うことを否定するんだ。
けどロッキーは、
「お前は自分の状況を父親のせいにしているだけだ。
　本当に自分に自信があるなら、どんなに重いパンチを喰らっても、
　歯を食いしばって自分の力で前に進んで行くもんだ。」
と、息子を諭す。
言葉自体の正確さは怪しいけど、でも良い事言うなと思った。
古臭い熱血オヤジだけど、この心意気って失くしてはいけないと思うんだ。
こういうことを恥ずかしがらずに言える父親になりたい。
そして、今までのシリーズを思い出すようなタフなトレーニング。
やがて闘いの日に。。。
相手の現役チャンピオンは
「エキシビジョンだから、互いに怪我しないよう手を抜こう」と。
もちろんロッキーにはそんなつもりは無い。
今まで相手を秒殺してきたチャンピオンだけど、ロッキーは1R、2Rと持ちこたえる。
相手（チャンピオン）のセコンドが叫んでいた、
「ヤツ（ロッキー）は本物のファイターだ！　やられるぞ！」
みたいな言葉が印象的だった。
そしてラウンドは進み、、、
今までのロッキー1～4の名場面が散りばめられ、殴り、殴られ、、
パンチを喰らい、ロッキーの足がぐらつき倒れそうになった時、
「どんなに重いパンチを喰らっても、
　歯を食いしばって自分の力で前に進んで行くもんだ。」
自分の言葉を思い出し、踏みとどまる！
そして最終ラウンドでも1歩も退かずチャンピオンと互角に闘い、そのままゴング…。
「いいチャンピオンだ。ガッツもある。」と相手を讃えるロッキー。
「本物のボクシングを教えてもらえたな。」と、チャンピオンのセコンド。
ただのエキシビジョンだってのに、観客からは万雷の拍手と歓声。
そして最後は、愛妻のエイドリアンの墓に花を沿え、
今までの過去に引きづられウジウジした顔と決別したロッキー。。。
…
ヘビー級のボクシングが、あんなバシバシ殴り合いなワケが無いのは知ってるよ。
過剰な演出の、実際には100％無理なボクシング。
けどなんか、こういう熱血馬鹿ってすごくいいなと思った。
ついつい手を握り締め、体温が上がり、汗ばんでくる。
呆れちゃうほどに自分に素直で、ひたむきに努力し、絶対に諦めず、
例え結果が出なかったとしても、こういうタフさってものすごく格好よく見える。
ロッキーはけっこう好きだったけど、「5」を見たら冷めちゃった人、
もう1回だけ信じてこの「ファイナル」を見るといいよ。オススメします。
しっかしさ、もう60のジジイなのにビルドアップした身体もすごいよね。
あんなじいさんに、とてもじゃないが立ち向かう勇気は私には無い。
ちと、私も改めてビリーを真剣に頑張る。本気出して頑張る。マジ本気出す。
…んと、来週から。