死にゆく者こそ美しい

ちょっち面白かったので。。
「フランダースの犬」ってあったじゃん。ネロとパトラッシュの。
最期にルーベンスの絵を見て天に召されていくアレよ。
・欧州では「負け犬の死」 日本人はなぜ「フランダースの犬」に共感するのか?
 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1071809.html
「負け犬の死」ってあんた、なんて身も蓋も無いことを…(笑
まあでも、”かわいそう”ではあるよね。
周りからいじめられ、盗みだか放火だかの疑いを掛けられ、村八分にされ、
そして最期に見たかったルーベンスの絵の前で息を引き取る… だっけ?
確かに欧米とかでは、(当然ではあるけど)無実の罪を晴らすために徹底的に闘い、
反面日本では、そういうのを秘めながらも美しく散るって言う
考えというか風習っていうか、なんかそういう”考えの違い”があるかもだけど。

「懐かしのアニメ」番組とかで必ず出てくる、ネロとパトラッシュが天使と一緒に
天に召されていくシーンなんだけど、あれって感動する?
おいらはしない。
番組に出てる女性タレントとかが、なんで示し合わせたように泣くのかわからない。
いや、かわいそうだとは思うけどさ、感動はしないな。(鬼畜?
そんだったら、
 -愛する美樹の前で正体をバラし、デビルマンに変身する不動明
 -人間以上に人間の心を持ち、最後は人間に焼かれ死ぬ妖怪人間ベム、ベラ、ベロ
 -自分と同じような孤児のために闘い、子供を助けて死ぬタイガーマスク
とかの方が”感動”すると思うんだ。
あと、「滅びの美学」ってのも違う気もする。
確かに、かの高名なゾーマ氏も
「滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。」
という名言を残しているし、そういうものに惹かれる日本人の”特性”も存在するとは思う。
けどさ、ネロとパトラッシュには当てはまらなくね?
いや、まあ、別にどうでもいいんだけどさ。。

コメント

  1. しまむる より:

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    滅びの美学ってのは、当てはまらないでしょうな(笑)
    可愛そうだから泣いてしまうんであって、共感はしていない。
    またここで感じる感動というのも、美しい音楽や景色を見た時のような高揚を意味する感動ではないし。
    どっかの外人が、太平洋戦争時の特攻や玉砕が日本人の心だと捉え、
    それを当てはめているという表面的な感想に過ぎないですな。
    そもそも太平洋戦争時の玉砕や特攻は、滅びの美学なんかに基づいていないはずだからスタートからズレちゃってるんだけど。
    自分達の主観で分析しようとすりゃ、そりゃズレて当然。
    そしてこの内容をこのように報道したどこかの日本人の意図を想像すると、
    あまりの下らなさに苦笑いしてしまいますな(笑)

  2. きゃすばる より:

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    > 滅びの美学ってのは、当てはまらないでしょうな(笑)
    でしょうな(笑
    文化の違いから来るのか、こういう"物事を捉える感覚の違い"って面白いよね。
    > そしてこの内容をこのように報道したどこかの日本人の意図を想像すると、
    うん、くだらんことは流すくせに、本来ちゃんと追跡し報道すべきことを流さなすぎ。

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