他人の人生を狂わす罪深さ 続き

以前書いた事故のことだね。もし知らない人がいたら見てみて。


事故当時の悲惨さ、被告の罪深さ、残された両親の悲しさを思うと胸が痛くなる。

酒飲んで運転して事故って、それが物損ならまだいいよ。
そうじゃなく、3人の子供の命が失われただなんて、どういう事故なんだろう。

両親から全てを奪う事故… いや、事故じゃないね。犯罪。

3人のうちせめて助かる子がいれば救いだったのかもしれないけど、
両親から全てを奪って全ての望みを断ち切って、
大げさに言ったら「生きる意味を全て奪い取った犯罪」だよね。大げさじゃないか。。

- - - - - - - -
幼児3人死亡の飲酒追突、初公判で危険運転致死傷罪は否認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070612-00000102-yom-soci
被告は「正常な運転が困難だった点と時速100キロだった点については否認する」と述べ、
危険運転致死傷罪を否認した。
ひき逃げについては認めたが、「海の中に転落したことは気づかなかった」とした。
- - - - - - - -

裁判とは、”事実を正確に供述”が根底にあるわけだけど、
猛スピードで追突しておきなら「正常な運転が困難ではなかった」と言い、
どんな無能でも「その場に相手の車がいない=転落したのでは?」と想像つくだろうに
「転落したとは気づかなかった」とのうのうと言ってのける被告。


「危険運転致死傷罪」? 「業務上過失致死傷罪」?

そんなのは関係ない。遺族にとっては、両親からしたら、
最愛の、なにものにも代えられない我が子3人を奪われたということだけ。

もしこれがおいらなら、正常な精神でいられる自信が無い。
「目には目を…」という言葉が頭をよぎる。

判決はまだだけど、こんな人間が数年とかで牢から出てくるのだろうか?
それが法律なんだろうか? おいらの言うことは、ただの感情論に過ぎないのだろうか?

コメント

  1. たろすけ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    即刻死刑!!

  2. アルテイシア より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    確かこの被告は、犯行後に水を飲んでアルコール検知から逃れようとしたり、友人を身代わりにしようとしたのではありませんでしたっけ?
    もはやこれは人間ではありません。鬼畜です。
    管理人さんの言うよう「目には目を」では自分も犯人と同水準となってしまいますが、
    そのように考えてしまうのが人情だと思います。

  3. えぐちたかぼう より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    全く同感です。弁護士ももう少し世の中の正義に気を使って欲しい。
    非常識な論理展開を黙認したり、被害者の人権は無視!
    それが弁護士の仕事?
    裁判所もこんな意見を聞いてる時間ないだろ?

  4. きゃすばるにいさん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    感情論で犯人をむやみに厳罰にすればいいってもんじゃないことは理解してます。
    けどね、被害者が浮かばれない事件、判決が多いと思うんだよね。
    金額の問題じゃないけど、賠償額がはした金だったり、
    何人もの人生に大きな傷を与えておきながら、あっという間に刑務所出てきたり。
    加害者にも人権はある。そりゃ当然。
    けど、その前提には被害者の人権、権利、失われたもの、悲しみ、怒り…
    とにかく全ての"被害"を考えた上でのことだと思うんだ。

  5. T より:

    SECRET: 0
    PASS: 0962e1aed115aeec2ecc398ba3df40b9
    「正常な運転が困難ではなかった」と「本人は思っていた」のでしょうよ。
    飲酒運転をする人ってのは、そう思っているからで・・・それが一番問題なのだけれど。
    いや、今でもそう思っているのか、この人。
    あれだけの事故を起こしておきながら。

  6. きゃすばるにいさん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「本人は思っていた」んだと思いますよ。
    Tさんのおっしゃるとおり、「その根拠の無い身勝手な思い込み」が悪なんだと思います。
    -「他人ならいざ知らず、俺は大丈夫」
    -「今までだって大丈夫だから、今度も大丈夫」
    その程度の知能なんだと思うんです、こういう人は。
    別のニュースでは、ご両親が本当に疲れていると書かれていました。
    被害者が救われない世の中は、どうにかならないのでしょうかね…。

  7. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 2c7a5a6bfa4b5baee3b981b7803c3747
    罪を償うのは当然だが、事実と違うと考えている点は堂々と主張はするべき。それが裁判というものです。認められるか否かは別問題。まぁ大概の事件に於いて、私たちには被害者側の視点での事象しか入ってきませんからね。

  8. ラル より:

    SECRET: 0
    PASS: a96e4d877e274e24f763fceb7bfb1941
    日本の裁判そのものに疑問を感じる日々です
    法廷で事実の遡及や真実のありかということより
    弁護士の日程とか、裁判の日程とかに時間費やしすぎ!!
    「反省」とか「謝罪」なんてのは事件と関係なし!!
    起こった事実についての罪に対する罰を論じて欲しい
    弁護士は人間不在で法に対する法を論じてるし

  9. 通りすがり より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    裁判である以上、被告側も主張すべきは主張すればよいが、この事件や山口県の母子殺人事件のように、明らかに無理のある主張による防御権の濫用に対する歯止めとして、裁判官が権利の濫用と判断した場合には反省の意思の欠如と見做し量刑を加重するなどの措置が必要だろう。裁判員制度が導入されれば、前例主義を離れてこうした実態に合った判決が促進されるようになると期待するが。。

  10. NEeDS より:

    SECRET: 0
    PASS: c59f1efae05fb4f4624e52b4178b45fc
    憶測です。
    事例は今注目されています。よって、
    弁護側は認める/認めないにかかわらず、重い判決が出るだろうと推測し、業務上過失と危険運転に於ける量刑の差に対してリスク承知の挑戦かと。
    分かるんだけどね、
    >裁判官が権利の濫用と判断した場合には反省の意思の欠如と見做し量刑を加重するなどの措置が必要だろう。
    それは法の精神(?)に反しているのでは。
    専門家ではないけど、
    量刑を「反省の意思」「社会復帰に要する期間」を考慮しての減刑の斟酌になる。
    反省し取らんからとて、裁判所が勝手に加重することはできない。
    また、主張することは正当で乱用しているとは言えんし...
    #それと複数違反に対して最高刑の1.5倍になるのがあったような
    #これは違うかな
    法改正を求めたいね。
    酒が入っていたら量に関係なく「危険運転」で立件にすべきと思う。
    証拠隠滅するような悪質なのは事故とはいえ「殺人」で立件して良いとも思う。

  11. きゃすばるにいさん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    自分が被害に遭わないと、いろんな理不尽さはどうしても理解できないと思います。
    たぶんそれは、仕方ない。
    自分のほんの近くの人間が被害に遭ったことがあるから、
    おいらはこういうニュースに敏感なんです。
    > 酒が入っていたら量に関係なく「危険運転」で立件にすべきと思う。
    そう思います。
    そして、これは感情的にも理論的にも法的にも正しく無いでしょうが、
    1人でもその命を奪ったのなら、そいつはもう刑務所から出す必要は無いと思うんです。
    「死刑にすれば亡くなった者が生き返るのか」?
    「ちゃんと更生するのが罪の償い」?
    そんなのは部外者の意見。痛みを味わった人じゃないと、その痛みはわからない。
    自分の心が自分でも鬼畜になっていくのがわかり、その葛藤の苦しみや、
    自分に対する嫌悪感、無力感、息の苦しさ、そういうのでいっぱいになって
    加害者も自分も、全てを終わらせたくなる気持ちがわかるのは被害者だけ。
    痛みを知らないヤツの詭弁で、被害者がさらに傷を深くするのが正しいのだろうか?
    不快に思った方には申し訳ありません。
    また、当然ながら全ての被害者がおいらと同じ考えではありません。

  12. NEeDS より:

    SECRET: 0
    PASS: c59f1efae05fb4f4624e52b4178b45fc
    >痛みを知らないヤツの詭弁で、被害者がさらに傷を深くするのが正しいのだろうか?
    感情的に理解できます。正しくない。
    それを癒す社会であって欲しいと思います。
    理論的、法的には考え方として正しいとなると思いますが、それで救えるシステムではない。
    つまり、
    社会に不備があると言え、理論的にもきゃすばるさんの言を否定できないと考えます。
    自己矛盾しているのよね。
    たぶん私だったら、裁判長に退廷命じられる事態になってるだろう。
    もしかしたら、それ以上。
    事例に関係ないのだが、憲法9条、集団的自衛権に通じる論議でもある気がする。

  13. 通りすがり より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >反省し取らんからとて、裁判所が勝手に加重することはできない。
    私が言葉足らずだったのだと思うので、補足させて頂く。「反省していない」ことを理由に「法定刑以上に加重」することは、罪刑法定主義から不可能だが、「法定刑の範囲内で重い刑(例えば、法で定める上限の刑罰)を選択する」ことは可能だ。
    >法改正を求めたいね。
    >酒が入っていたら量に関係なく「危険運転」で立件にすべきと思う。
    >証拠隠滅するような悪質なのは事故とはいえ「殺人」で立件して良いとも思う。
    法改正には賛成だ。飲酒運転による死亡事故の場合、未必の故意による故意犯として「飲酒運転殺人罪」、死亡に至らずとも「飲酒運転殺人未遂罪」を新設し、殺人罪と同等に扱えるように法整備するのが良いのではないか。殺人罪の最高刑は死刑である。死刑になる可能性があれば、さすがに飲酒運転も大幅に減るのではないか。

  14. ラル より:

    SECRET: 0
    PASS: a96e4d877e274e24f763fceb7bfb1941
    うーん・・難しいところだけど
    「反省」とか「謝罪」なんてのは
    刑期を終えて、被害者家族に対してのことで
    裁判にどうとか必要ない気がします
    情状酌量云々は、加害者が被害者から
    暴力受けてたとかそんな場合や正当防衛すぎたとかに
    考えるべき
    乱暴な言い方すれば・・・以前、神戸の子供殺傷事件の犯人が
    裁判で、「やりたくてやった死刑にしろ}
    と、言ったけれど、そっちのほうが普通な気がする
    やったことほっといて「反省してます} こっちのほーが(-"-;)

  15. 通りすがり より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ラルさん
    故意犯については、あなたのおっしゃる通りだと思う。被害者側の落ち度がない場合、例えば通り魔殺人のような場合は被害者の人数に関係なく原則死刑というところから議論をスタートすべきだと思う。現行の司法において、被告側の情状斟酌に偏り過ぎで、被害者は脇役に追いやられているのは大きな問題だ。今後、被害者の訴訟参加と裁判員制度が導入されることで、大きく改善されるものと期待したい。
    ただ、過失犯は「やりたくてやった」わけではなく、反省の有無を考慮するのは妥当だと思う。もっとも、私は先の投稿で書いた通り、飲酒運転による事故は故意犯とみなすべきとの論者だ。要は通り魔と同じで、被害者に対する感情とか関係なく、不特定多数に対し凶器を向けているのだから。そういう意味で、本来は今回の事件についても反省の有無に関係なく死刑でよいと思うのだが、残念ながら現行法では過失犯に過ぎないので、反省のなさを考慮して極力重罰に処すべきだと思う。

タイトルとURLをコピーしました